【博多南駅近くのおすすめ整骨院】福岡市南区塩原のくろせ整骨院
頭痛とは元が異なる神経痛
何らかの原因で頭部が痛くなる頭痛は日常的に起こったり、また脳血管の疾患などで発生したりするものです。
しかし、頭部が痛むときはそれ以外に神経への影響によって発生するものも存在しています。
それは頭痛とは別に考えられることが多く、神経痛として処置されます。
こうした神経痛の場合は頭痛の対処法では痛みを治めることができず、またよくある片頭痛や緊張型頭痛のような痛み方とは異なるため、適切な対処法を取ることが必要となります。
頭部に起こる神経痛には、症状の特徴や対処法を知っておくことが大切です。
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頭部が痛むことか頭痛と間違えやすい
頭部に起こる神経痛の対処は通常の頭痛とは区別して行うべきですが、それら神経痛は頭痛と間違えやすいため、往々にして適切な治療をされないこともあるのです。
しかし、痛む場所や痛み方が通常の頭痛とは異なりますから、今起きている症状がどのようなものかを判断することが適切な治療の第一歩です。
頭痛と間違えやすい神経痛とは
現われる症状に違いはあるものの、基本的に頭部に表れる痛みであることから、頭痛と頭部の神経痛は間違えやすいものです。
頭部の神経痛には主に2種類のものがあります。
頭部の神経痛の種類
頭部に起こる2種類の神経痛とは、いずれも頭部の神経が何らかの影響によって刺激を受けるものです。
三叉神経痛とは、顔に近い部分に存在する三叉神経が刺激されることによって起こるものです。
三叉神経はその名のとおり三叉に分かれた神経であり、眼神経・上顎神経・下顎神経となっています。
脳神経の一種ではありますが、主に顔面の知覚や運動などをつかさどるものであり、この三叉からさらに細かく枝分かれしてそれぞれの部位へとつながります。
この三叉のいずれか1つ、もしくは複数の神経が同時に刺激を受ける可能性があるため、決まった場所が痛むというわけではありません。
主に顔のいずれかの部位が痛むものであることや、強い痛みを発するものであることから、頭痛とは比較的区別しやすいと言えるでしょう。
頸神経の一部である後頭神経が何らかの影響で刺激を受けるために起こるものです。
主に首から後頭部にかけて痛み、発生する部位から緊張型頭痛や群発頭痛と間違えやすい症状です。
頭部の内側ではなくどちらかというと表面的な痛みであることから緊張型頭痛との区別ができます。
このタイプの神経痛は頸性頭痛とも呼ばれるため、より頭痛と混同しやすい面はありますが、頸部の神経が刺激を受けることから頭部へ伸びる血管との関連は低いとされます。
三叉神経痛の特徴
三叉神経痛は、その神経の位置から顔周辺に表れることが多い痛みです。 その痛みは突然訪れる激しいものですが、数秒程度で治まります。
ただしちょっとした外部刺激で痛むことが多く、洗顔、歯磨きやメイク、髭剃りなどの際にピリッとした痛みが走るのが特徴です。
その痛みの多くは顔の片方のみに表れることが多く、特に鼻の横あたりに出やすいとされています。
ただし、影響を受けている神経によっては額や頬、口周りなどに出ることも多くあります。
痛み自体はすぐに治まるものですが、少しの動作で強く何度も痛むため、日常生活に支障をきたすケースも存在します。
後頭神経痛の特徴
後頭神経は、主に首から後頭部にかけて走っている神経です。
これが刺激を受けて痛みを発するものが後頭神経痛です。
後頭神経は頭皮の感覚などをつかさどっている神経であり、後頭部に走る大後頭神経と、耳周辺に走る小後頭神経に分けられます。
そのため、それらの神経が影響を受けるとそれぞれの位置に痛みが生じるのです。
後頭神経は頚骨のゆがみなどからくる圧迫で起こることもあるため、頸性頭痛とされることもあります。
痛み方はピリピリした感じやえぐるような感じのものであり、ときに脈打つように痛むこともあるため、片頭痛と間違えやすくもあります。
また、痛む場所が緊張型頭痛と似ているため、やはり間違えられることが多い神経痛です。
頭痛とは何が違うか
こうした頭部の神経痛と頭痛とは、もともとその痛みが何から起こるかで大きな違いがあります。
神経痛は特に血管や筋肉に異常がなくても神経が刺激を受ければ激しく痛むため、その原因が突き止めにくい一面もあります。
通常の頭痛は主に血管の炎症などで起こるものですから、神経痛とは機序そのものが違うと言えます。
こうした点から、頭痛の対処と神経痛の対処もおのずと違ってくるのです。
2つの頭部神経痛の中で後頭神経痛は患部を温めたり、また頚骨の矯正を行ったりなどで改善できることがあります。
神経痛の対処法
後頭神経痛の場合、前述のように温めたり頚骨矯正をしたりすることで痛みを軽減できるため、対処としては比較的簡単です。
このケースならカイロプラクティックも有効でしょう。
まずは、専門家による診察を受け、原因を突き止めることが先決です。