【向新町の整骨院】福岡市南区塩原のくろせ整骨院
鉄分不足で頭痛が起こる
頭痛には、さまざまな種類があり、そのなかでも悩まされている方が多いのが片頭痛です。
そして、その片頭痛に対して有効な方法のひとつに、「鉄分の摂取」が挙げられます。
鉄分を補うことで、片頭痛の痛みの原因である「血管の急激な拡張によって引き起こされる炎症」を抑えることができる可能性があります。
鉄分が不足していることが原因の片頭痛の場合、鉄分を摂取することで改善することができるでしょう。
酸素供給がうまく行われないことで起こる
片頭痛の原因であり、痛みの元になる「血管の炎症」は、血管が急に広がってしまうことで起こるとされています。
鉄分が足りなくなることで、頭部への酸素供給がうまく行われなくなります。
酸素不足を起こした血管は、酸素を少しでも多く取り入れようとしてぐっと拡張します。
この急激な変化が片頭痛のもととなると考えられているのです。
鉄分が不足することで起こるさまざまな問題
鉄分は、血液の主たる成分であるヘモグロビンを生成するという役割を持ちます。
血液は、人間が生きていく上で欠かせないものなので、うまく生成されないとさまざまな弊害が考えられます。
鉄分不足による頭痛
先述のとおり、頭痛のなかには、鉄分が足りていないことによって引き起こされるケースも多くあります。
それでは、鉄分を摂ることで頭痛が解消される理由を考えていきましょう。
片頭痛の症状は、片方のこめかみ付近がズキズキとして、ひどい方では頭頂部にまでその痛みが広がる場合があります。
その対処法として、患部を温める、暗くて静かな部屋で横になるといったものが挙げられます。確かに、これらの方法はとても有効ですが、一時的なうえ、片頭痛が起きた後に行うものです。
根本的な解決のためには、片頭痛が起きないようにする対策が必要になります。
頭部への酸素供給が、不足することが原因で引き起こされる片頭痛には、鉄分の摂取を日常的に意識する必要があります。
心の安定を保つ働きをするといわれる脳内伝達物質・セロトニンは、頭痛を鎮静する作用にも期待できます。
また、血管の拡張と収縮をコントロールする機能を、正常化させるのもセロトニンです。
セロトニンをはじめとする脳内伝達物質を生成するための酵素は、鉄分にサポートされて働くものとされています。
つまり、鉄分が不足することによって、セロトニンの生成が十分でなくなると、血管のコントロールがうまくいかなくなります。
急激な拡張、収縮も引き起こされ、頭痛の原因にもなるうえ、痛みの鎮静もできなくなります。
精神的なストレスにより、セロトニンの調整がうまくいかない場合があります。
セロトニンが不足することで、イライラが増してしまったり、長い間そのストレスを引きずったりしてしまいます。
血管の拡張のコントロールも効かなくなり、片頭痛にも繋がります。
先述のとおり、セロトニンは鉄分のサポートがないと生成されませんから、間接的に鉄分不足がストレスを強くする要因であるともいえるのです。
貧血持ちの方は片頭痛傾向に
血液のヘモグロビン濃度が下がった、貧血状態のときには、片頭痛が起こる危険性が非常に高くなります。
貧血は、鉄分不足によってヘモグロビンが生成されず、血液の本来の役割を果たすことができなくなることで起こります。
一般的にいわれる貧血の症状である、めまいの原因も、ヘモグロビン量が十分でないことによる酸素不足です。
「貧血には、鉄分をとりなさい」といわれる理由はここにあるわけです。
鉄分を日常的に摂取することで、貧血を改善し、ひいては片頭痛の予防にもなります。
鉄分が摂取できる食品
鉄分は、毎日の食生活で摂取し続けましょう。
鉄分を多く含む食品には、レバー、貝類、魚類に海藻類などが挙げられます。
鉄分には動物性のヘム鉄、植物性の非ヘム鉄の2種類があり、体内への吸収率が高いのはヘム鉄といわれています。
主に動物性のヘム鉄を摂取すればより効率的といえるでしょう。
現代人は鉄分が不足しがち
毎日忙しい生活や不規則な生活を送っていると、栄養バランスは崩れがちです。
特に、魚介類は手軽に食べられるものでも無く、鉄分を多く含む食品を食べる機会も少なくなりがちです。
それによって、現代人は慢性的な鉄分不足に陥りやすくなっています。
現代人に片頭痛持ちの方、または貧血の方が多いといわれるのは、こうした生活習慣が原因であると考えられます。
片頭痛でお悩みの方は、バランスの取れた食事を心がけてみましょう。
鉄分を摂取すれば頭痛を治せる
鉄分が不足してしまうことによって、片頭痛が引き起こされてしまったり貧血が起こってしまったりなど、健康上への影響は多く出てしまいます。
片頭痛の対策として鉄分を摂取することは有効な方法であり、その結果、健康を取り戻すことにもつながります。