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【向野の整骨院】福岡市南区塩原のくろせ整骨院

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はじめに

これまで14回の頭痛コラムによって、基本的な部分から理解して頂けたと思います。
そこで、今回15回目は「番外編」コラムをご用意いたしました。
頭痛の中でも最悪の事態を招く場合がある頭痛をご紹介します。

それは、頭痛の症状が内側から現れているように感じるケースです。

右脳をテーマに、頭痛を放置することは大変危険な場合があるということをご参考にして頂ければと思います。

頭痛と右脳・左脳の関係

「頭が痛い」という感覚よりも、もっと内部の痛み、「脳のあたりが痛い」と思ったことはないでしょうか。

事実、頭痛の中には、脳に何らかの異常をきたしていることもあり、「右脳だけ」もしくは「左脳だけ」が強く痛むという症状があります。

例えば 「くも膜下出血」「慢性硬膜下血腫」、そして「脳出血」 といった最悪の場合、死に至るような重大な病気になっていることも考えられます。

たかが頭痛と思わずに、さまざまな可能性を疑うのが得策です。

 

頭の中の出血は激しい痛みが

脳の出血がおこると、血管が破れて、頭の中に血が溢れてしまいます。

その時の痛みは、普通の頭痛などとは比べ物にならなく、意識がもうろうとしてしまうレベルです。 吐き気・嘔吐、けいれんといった症状も併発している場合には、脳内のトラブルである可能性も考えられます。

はじめの痛みから数日たっても、痛みがどんどんと増しているような場合、注意が必要です。


 

頭痛から脳の疾患を疑う

脳の中や、頭蓋骨との間の髄膜などに出血が生じ、その影響で患部周辺の脳組織や神経に影響が出る場合があります。

脳動脈瘤が破裂する、頭をぶつけた部分がじわじわと出血するといった事象が発生するのです。 出血が発生した場所によっては、脳機能への影響が、深刻か否かが分かれます。

脳内もしくは周辺への出血には以下のようなものがあります。

 

 

脳神経への影響が見られる疾患

脳神経への影響が見られる疾患は以下の通りです。

脳神経への影響が見られる疾患は4種類
  • くも膜下出血
    脳を保護する髄膜の中でその中間のくも膜と脳に近い軟膜との間に出血が起こる疾患です。

    普通に生活を行っているときに突然強い痛みに襲われ、出血の場所によっては意識障害ももたらすことがあります。

    重症の場合は発症して間もなく死に至ることもありますが、軽度の場合は強い頭痛や嘔吐を発するものの意識はあるというケースも見られます。
  • 慢性硬膜下血腫
    硬膜とくも膜の間に血腫が生じるもので、外部から何らかの衝撃を受けたときに起こる疾患です。

    硬膜周辺の疾患の中でも急性のものではないため、初期は単純な慢性頭痛と間違えやすいものでもあります。

    それは外傷を受けたときには問題ないものの、数ヵ月程度の期間をかけて徐々に痛み出すという過程をたどるためです。
  • 脳出血
    髄膜など脳の外側に出血が起きるものではなく、脳組織の中で出血するものです。

    脳内のどの部位にでも発生する可能性があり、大脳や小脳、視床など脳組織の部位によって頭痛の他に起きる症状はさまざまです。

    また、部位によって体のどの機能をつかさどるかが大きく異なるため、同じ脳出血でも機能障害の出方にも違いが見られます。

細菌感染などによる影響

病気や、怪我による出血以外にも、体内に取り込んだ細菌やウイルスなどに髄膜が感染する場合があります。

それを髄膜炎といい、ウイルス由来の髄膜に炎症を起こした状態の疾患です。
強い頭痛と発熱を伴い、特徴として首の筋肉が硬直して動かなくなるなどの症状も現れます。 これも炎症が起きた場所によって痛む場所も違えばその他の機能への影響も異なります。

また、感染経路や物質は様々あります。
その種類や感染範囲の広がり方などによって後遺症をもたらしたり、逆に特に問題なく治癒に向かったりなど予後もいろいろです。

ひどい風邪や、首筋の凝りが原因による頭痛であると見込み違いになってしまった場合、非常に危険な状態に陥ってしまいます。

 

腫瘍による影響

出血や細菌感染ではなく、脳に腫瘍ができた場合にも頭痛の症状が発生します。 これは、悪性・良性に関わりません。

脳腫瘍は、脳組織のどの場所でもできる可能性を持っています。

右脳もしくは左脳どちらかにできた場合はその片側が痛み、またその部分がつかさどる機能の片側だけに障害が出ます。 良性の場合は、摘出のみで済みます。

悪性の場合には正常な部位との境目が明瞭でなく、他の臓器のがんのように正常な組織も含めて大きく摘出するのが困難であるなどの点から、再発することも多いものとされています。

この脳腫瘍も、初期症状は頭重(ずおも)感や痛みが伴っているものです。 その上、痛みのピークが起床後数時間程度であり、時間を追えば追うほど、軽減されてしまいます。

そのため、なんとなくよくなったからと放置されてしまい、深刻なケースに発展することもあります。

 

右脳に出る頭痛が問題なのは?

先述のとおり、脳の痛みは、生死にかかわる病気の予兆や症状である可能性があります。 脳の痛みの初期症状は、ただの片頭痛だと勘違いしてしまうケースもあり、放置してしまいがちです。

事態は一刻を争うものなのです。

少しでもいつもの頭痛と違うなら

いつもより深いところが痛い、痛みが大きい、頭の痛みに併せて体のしびれがある、吐き気がする。 これらの中で、当てはまるものがあるならば、それはもしかしたらあなたの命を脅かす物かもしれません。

だからこそ頭痛を放置するなという理由はここにあります。

こういった場合は、医療機関へ行き、診察してもらうことをおすすめします。

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