【大橋駅の整骨院】福岡市南区塩原のくろせ整骨院
福岡市大橋駅近くから通院された腰部脊柱管狭窄症の患者様
68歳 男性
30歳の頃から20年近く、内装や外壁塗装の仕事をしておりました。毎日、機材の搬入や壁用クロスなど重い道具を運んでいました。内装に関しては、同じ姿勢で壁紙を張り続け、天井を貼るときなどは首や腰を思いっきり反らしたような状態で、長時間同じ姿勢を保っていました。
外壁塗装の場合も同じように無理な姿勢を保つことが多く、高い所でバランスをとって作業していました。毎日、肩や腰に筋肉痛のような痛みが起こっていましたので、体のメンテナンスとして、ストレッチもよくしていたつもりです。
そんなある日、外壁の作業をしていて、二階の足場から足を滑らし転落してしまいました。背中や腰などを強く打ち、その場から動けない状態で横たわっていました。同僚に手を借り、病院へ行きました。すぐに、MRI等の検査を受け、腰部脊柱管狭窄症と診断されました。先生の説明で、手術はしなくて良いことになりました。治療については、痛みが強かったので、神経ブロック注射を打たれました。
その後、腰にコルセットをはめてもらいました。その日は、松葉杖で家に帰ることになりました。湿布と痛み止めを処方されました。それから1週間位は、ほとんど動くことができませんでした。湿布を変えながら痛み止めを飲み寝ていましたが、寝返りを打つのも大変でした。それでも、体を起こすことを心がけ、松葉杖で少しずつ動く練習をしました。
それから3ヶ月間位は2週間に1度病院へ行き、レントゲンで経過を見ながら、ホットパックなどで温める治療し、薬をもらっていました。半年位経っても、仕事に復帰することができず、家にいて神経を圧迫しない生活を心がけるしかなかったです。
家族の支えはありましたが、仕事に行けない自分が情けなかったです。このままの状態が、いつまで続くのか不安でたまりませんでした。9ヶ月ぐらい経った頃に、仕事に復帰しましたが、重いものは持てず同僚にかばってもらう日々でした。全力で働けない自分が悔しくて、焦るばかりでした。好きな仕事だったので、心の葛藤はありましたが、転職することを決断しました。
しっかりと根本的に腰部脊柱管狭窄症を治したいので知人の紹介で福岡市大橋駅近くのくろせ整骨院・整体院に相談受診しました。
脊柱管狭窄症の手術をすることはリスクがあることを忘れないで
脊柱管狭窄症は、悪化すれば痛みのため歩行や首を動かすことすら困難になる怖い病気です。初期には単なるしびれや軽い痛みが生じるだけなので油断して病院に行かない人も多いですが、放置しているとどんどん症状が悪化してしまうので注意が必要です。
足の痺れだけでなく尿漏れなど他の症状が出ることもあります。悪化すれば重篤な状態に陥ってしまうことも多いので、できるだけ早く治療することが大切です。治療方法には投薬やリハビリの他、コルセットで固定するなどの対処療法が取られます。
ただ、歩行障害が出るなど症状が重く、日常生活にも支障が出るほどになれば外科的な手術が行われることもあります。
狭窄症手術の除圧術と除圧固定術という2種類の術式
1、除圧術
除圧術は狭窄によって圧迫している神経を保護するため、圧迫の原因となるものを除去する術式になります。
これを受けるには背骨が正常に
安定している必要があり、加齢や
事故などの影響で歪んだり曲がって
いる人は受けられない場合もあります。
この術式は開窓術や椎弓切除術、脊柱管拡大術などに
詳しく分類することもでき、それぞれ個人の症状に応じて
最適なものが選択されます。
一般的な内容のものであれば、約30万円から40万円ほどで受けることができます。
2、除圧固定術
一方の除圧固定術とは背骨の状態が不安定な人に対して行われ、まず神経への圧迫を除去した後に骨を移植して金属で固定することになります。
この術式の場合、開腹しなくても内視鏡で済ませられるケースもあります。こちらは内視鏡の場合で薬15万円ほど、使用しない場合は
約40万円から60万円が相場となっています。
手術を受ける場合は費用を心配する人も多いでしょうが、個人ごとの症状や重症度によっても様々に費用が変わるので、詳しくは事前に医師や病院に確認するようにしましょう。
ホントに手術しますか?よく考えてください。
手術を受ければ全員が劇的に症状を取ることが出来ると思いますか?
答えは「NO!!」
改善できるのは一部の方のみです。ほとんどの場合思ったより改善できなかったと言う言葉を聞いたことはありませんか?
大橋駅のくろせ整骨院・整体院に来られる患者様は
手術後の患者様が2割、手術を迷っている方が3割、手術は絶対にしたくない方が5割りです。
手術後の患者様は皆さん口をそろえてこう言われます。
「手術しなければよかった・・・」と・・・
中には3回手術をされた方もいらっしゃいます・・・
しかも身体にメスを入れる以上リスクも忘れてはいけません。
手術は重要な神経付近で処置が行われるため、万が一神経を傷つけてしまえば他の神経症状が出てします可能性もあります。
現代では医療技術の発達や幾重にも予防措置が取られているためあまりこのようなリスクは起こらなくなりましたが、絶対に安全というわけではないので注意が必要です。
治療の成果は個人差が大きいため、圧迫の程度や場所によっては手術しても痛みやしびれなどの症状が完治しないことも多々あるようです。完全に痛みやしびれが良くなり軽減すればいいのですが、確実に完治できる保証はどこにもありません。
手術にはこのようなリスクがありますし、そして体力があまりない高齢者は、体力や筋力が低下するといった影響が出ますので実は手術後のリハビリが非常に大変になりますしかつ重要になってきます。
もし、手術を希望される場合はリスクの説明も含め、担当の医師としっかりカウンセリングを行って不安な点を残さないようにしておくのがいいです。
重度の脊柱管狭窄症患者の場合、痛みが辛いあまりできるだけ早く手術をして良くなりたいと考える人もいるでしょう。
ただ、あくまでも生身の身体にメスを入れる手術ということで絶対に安全とは言いきれませんし、費用や入院期間も多くかかりがちです。特にこの病気は高齢者に多いものなので、治療を受けた後の体力的な影響も考えなくてはなりません。
完治しないことも珍しくないので、緊急性を要する排尿・排便障害が出ている場合を除いては、積極的に受ければ良いというものでもありません。このため、外科的な手術を行わなければならない程重症化する前に、自分でできるだけ軽減させられるように努力することが大切なのです。
症状を軽減させるためには、まず姿勢を正しく維持することが有効です。脊柱管狭窄症は姿勢のゆがみによって徐々に神経が圧迫される病気なので、身体を正しい姿勢に保つことで圧迫を軽減させることができます。このほか、サプリメントなどでもこの病気に有効な成分を含んだものもあるので、試してみると良いでしょう。