【向野の整体院】福岡市南区塩原のくろせ整体院
慢性的な頭痛に悩む方は塩分を取り過ぎている!?
日本人に多いと言われる頭痛持ち。
そんな頭痛持ちの方にとっては朗報とも言える研究結果があります。
アメリカの研究グループが2014年に医学誌の権威ともいえる大手雑誌に発表した結果によると、毎日摂取する塩分の量を減らすことで頭痛が軽減されるというのです。
つまり、頭痛に悩んでいる方は日頃の塩分摂取を見直せばよいというわけです。
頭痛が悩みの種という方は、とりあえず食事の塩分を大幅にカットするところから始めてみてはいかがでしょうか。
頭痛と塩分の関係
アメリカで研究・発表された実験は、実際に数人のグループに一定期間塩分を調整した食事をしてもらい、頭痛が発生したかどうかをリサーチしたという内容。
それによって、減塩することで頭痛の発生率が下がったことが証明されたのです。
この実験結果は、辛く苦しい頭痛を遠ざけられる有効な方法として、非常に多くの注目を浴びています。
塩分量を調整して頭痛を解消
毎日のように頭痛に悩まされていると、これは持病のようなものだと思って何とか付き合っていく方法を探す方も多かったでしょう。
しかし、この研究結果によって、食事の減塩を行うことでその生活に別れを告げられるかもしれないという希望が出てきたのです。
塩分が高い日本食から減塩を目指す
アメリカの研究グループが行った実験は、欧米食で行われたもの。結果をそのまま日本食に置き換えたとき、なかなかピンとこないでしょう。
日本食は特に塩分を多く含む傾向にあります。
つまり、日本人は普段の食生活ですでに塩分を摂りすぎているとも言えるのです。 今の食事を味付けなどから見直し、塩分を減らしていけば頭痛が改善される可能性があります。
日本では、高血圧症患者の食事の塩分を、上限6gとしています。
この塩分6gを実際の食品で表すと以下のようになります。塩分量の目安を覚えておき、意識的に塩分量の多い調味料を減らしたり、また減塩仕様のものを選んだりするときの参考にしてください。
- 塩分量の多い主な食べ物
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- 梅干し
梅干しで言うなら、標準サイズの大きさでおよそ3粒食べれば6gの塩分量に達すると言われています。
他の食事に含まれる塩分量を度外視してその計算ですから、いかにその量がわずかであるかがわかります。
- 醤油
醤油は特に日本食に欠かせない調味料ですが、6gの食塩量は大さじ3杯程度です。
料理にもよりますが、複数の料理に醤油を使うとなるとかなり量を抑えなければならないことになります。
- 味噌
これも日本食の基本の調味料です。
6gの塩分量に相当するのはやはり大さじ3杯程度。
毎日3食味噌汁を飲む方ならそれだけで超過しそうな量となるでしょう。
このように、私たちにとって身近な食品や調味料に含まれる塩分が、意外に多いということが分かるでしょう。 これらのものを中心に、摂取量を抑えてください。
- 梅干し
頭痛と塩分の関係性を分析した実験内容
この研究グループは、参加する対象を400名弱ほど集めました。
400名を一般的な食事をするグループと野菜やフルーツ中心の食事をするグループに分けます。 そして、それぞれの生活を送ってもらうという方法で実験を行いました。
アメリカで一般的な欧米食は、塩分はもちろんのこと脂質なども豊富に含まれています。
一方ヘルシー食とも言える野菜・フルーツ中心の食事は脂質も少なく栄養分の多い食事です。
この2種類の食事内容において塩分含有量を3段階に分け、それぞれの結果を抽出しました。
塩分と頭痛の関係を示す画期的な実験結果
一般的な欧米食では、通常含まれる1食分の塩分は9g程度です。
そこから6g、3gと塩分量を減らした食事をそれぞれ1ヵ月ずつとるという生活を送ったところ、欧米食チームと野菜・フルーツ中心チームとでは結果が並行していたということです。
つまり、頭痛に関係するのは塩分のみであり、脂質などは結果に影響を与えなかったということが言えるでしょう。
頭痛に悩む方は、まずは塩分の摂取量を気にすることから始めるべきなのです。
気付かずに塩分を摂り過ぎる日本人
塩分の1日の摂取量6gというのは、高血圧を改善する必要がある方に適用される量です。
普段の食事よりもかなり薄味になってしまうでしょう。
日本人が1日平均で摂取する塩分量はだいたい10g強とされています。 これは世界的に見ても多めな摂取量です。
脂質が少ない分欧米食よりも健康的と思いがちな日本食にも落とし穴があるのです。
毎日の食事で使っている醤油や味噌などの調味料に関しては、使用する量を根本から見直す必要があるかもしれません。
苦しい頭痛を解消するために
日本には、「頭が痛い」と言って悩んでいる方が数多くいます。
そんな方は、普段の食事から塩分の摂取量を抑えることが大切です。 今回のアメリカの研究結果は非常に画期的であり、さらなる頭痛対策への応用が期待されることでしょう。